2012/02/29

年末年始

年末年始休みに入る前日、春利は来未にメールを送った。営業で外に出ていたから、昼食に入った中華料理店からだった。すぐ返信メールが入った。来未も昼食が終わったくらいだったに違いない。

帰社するまでには読んで欲しいと思った。このところ仕事に追われ、年末年始休みをどうするか訊きそびれていた。

休みに入る日の29日に生家の会津若松に帰るという。

春利は帰るといっても親がいないことを思い一瞬さみしくなった。両親は家にいるだろうが、2年前に離婚したという姉はいるのだろうかと思った。

春利は、帰省する前に一度会えないかとすぐにメールを打った。もう一社回るところがあったので、レジへ急いだ。来未が退社する前に連絡が取れれば外で会うこともできると思った。

返事は営業が終わってから知りたいと思い携帯は見ないようにした。
建設会社のビルを出て駅に向かう通りで携帯を開いた。

会社の友達とお茶する約束があるので、少し遅くなって良ければというメールが入っていた。時間を見ると退社時間を過ぎていた。電話しようかと思った。が、会社の友達と言っても一人ではないかもしれないから、知られると都合が悪いこともあるかもしれないと思いメールにした。

帰社してタイムカードを押し表に出た。その時携帯が鳴った。

来未は、あおなみ線の駅から500メートルくらいのところにある店を指定してきた。来未の借りているマンションがある駅の一つ手前の駅だった。

オッケーしてから、その方が良いかもしれないと改めて思った。来未の家には行かない方が良い。来未もそのことを察したに違いないと春利は思った。


To Be Continued

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