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2019/09/29

現在・過去・未来

「早乙女さんのほかには誰か?」

「ミナ、キミガシッテイルニンゲンダト、キイテイル」

「ぼくが知っている人たち・・」

「サア、モウ、ホシノジョウクウダ」

「ぼくは、このまま座っていればいいの?」

「ソウダ」

少し離れた所で計器に向かって座っている別の存在が、窓の下を見て仲間に合図したようだった。

春利の眼にも、赤茶色の大地のような景色が見えてきた。

「もしかして・・」

「ソウダ、キミタチガ、カセイ、トヨンデイルホシダ」

「早乙女さんたちは、地面で待っているの?」

「キミモシッテイルダロウ。チカノヒトツカラデテクル」

春利は窓の下を見つめた。大地にある小さな人工的な穴にも見える入口辺りに、生き物のような小さな姿が4つほど並んで見上げているようだ。

あの中に、早乙女さんがいるのだろうか。

春利はその時に初めて気づいたが、別の小型の物体が、巨大な宇宙船と彼らの間に浮かんでいた。

次の瞬間、4つの姿が浮き上がり、小型の物体の方に吸い寄せられるように移動していた。

春利の脳裏に、春期講習からバトンタッチして手伝ってくれることになった大学院生と面接した夜の記憶がよみがえって来た。

To Be Continued

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