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2018/03/17

希望

「ハロー。桑田さん。SATOKOです。わたし、家越したのよ」
電話が鳴ったのは、夜の9時過ぎだった。

春利が居なくなって心配で仕方なかった荘太は、つづけて3度、砂田サト子にメールした。
スカイプの方はいつもオフになっていたから、以前のメールが使われているか不明だったが、
とにかくメールしないではいられなかった。

「転居したって、前の一戸建てから近いところ?」

「そう。タウンハウスに移ったの。わたし、病院の勤務、週4回にしてもらったから」
4月だからフロリダはサマータイムに入っているのだろう、と春利は思い出す。

「以前のメールが使われていて良かった。スカイプの方が電話代がかからなくていいのに」

「わたし、スカイプは今はやっていないわ。安くかけられる電話に申込んだから。
それで、桑田さんその後元気だった?」

「それがね。息子のことで心配なことが・・」

「上海に行ってた・・」

「あれから帰国して、会社辞め、学習塾をやってたんだけど。それが、行方不明になって」

「えっ、いつから?」

「もう、1ヶ月近くになる」

「どういうこと?」

「それが、アメリカでよく動画がアップされている・・サト子さんのいるフロリダでも」

「アブダクション!」

「春利の友達に、リモートビューイングが出来る女性がいて、その人がやって来て、
春利が、何か、マシンの中に地球人ではない存在といるところが見えたといって知らせに来てくれて」

「ロバートもそうしたことに興味があって良く観ているわ」

To Be Continued

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