2017/02/26

ミナの行方

「現在こうして暮らしている僕らは、学校でも家でも、そうしたことを聞いたことがなかった」

「そうね。だから、ETと人間の橋渡しをしてと言われても、人間の側があまりにも知らないし、一つの種に限っても」

「プアビさんたちのような一つの種に限っても、一般人にどう説明したらいいかも分からないですよね」

「ええ。プアビさんは、自分たちの種を中心に考えていると思うけど」

「あの、マリア様の種も近いところにはあると思うけど、実際はどうなのか、僕にはさっぱり分からない」

「この日本列島に最初に降り立ったのは誰かもまだはっきりしないわね」

「ミナさんに分からないのでは、僕にはそれ以上分からない」

「でも、意外とそうでもなかったりして」

「それはどういうこと?」

「私には、確かにリモートビューイングがあるかもしれないけど、ある領域から向こうはまったく見えなかったりするから」

「ある領域って?」

「別な空間とか、時間の感受というか・・」

「それらのある部分で、とつぜん見えなくなるというか、判断が出来なくなる、ということですか?」

「ええ。その面、沢さんの方が見えているかもしれないって思うことがあるわ」

「でも、僕には見えないことだらけですよ。ただ、日本列島には、土偶とか土器とか、当時の人が想像でつくったにしてはおかしい。見たものをそれに近い形で再現したと考える方が納得できるものが発掘されている。たとえば、エジプト・ギザ高原で見つかったアヌ王のマスクとか言われるものより精緻ともいえるものや縄文の女神とか仮面の女神と言われる土偶が八ヶ岳山麓周辺で発掘されていることを考えると、少なくとも縄文時代には居たと考えるのが自然だと思われる」

To Be Continued

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