2017/02/06

ミナの行方

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地球時間でどれくらいたっただろうとミナが腕時計に目を走らせると、午後6時過ぎで止まっていた。

と、隣りの操縦席に座っている者からメッセージが伝わって来た。

「まもなくアナタはマザーシップに移動する。そのままの状態で座っていれば、席の方が移動するからアナタは何もすることはない」

「マザーシップはもう側に来ているんですか?」

「アナタたち、地球人の言い方をすれば、この乗り物のすぐ上に来ている。たぶんアナタは以前に乗ったことがあるだろう」

「あのプアビさんが乗っていた巨大な乗り物ですか?」

「そうだ。今回もプアビの指示で我われは来ている」

「それでは、あなたたちは、いつもはどこにいるのですか?」

「それは、これから向かう我われの星だ。あなたは以前我われの星の、地球人が言う上空に行っているはずだ」

「上空から見ただけではよく分からなかったけど」

「今度は、星に降りるからよく分かるだろう。さあ、準備が出来た。あなたはこのマシンから母船へ自動で移動する」向こう側に座っている者の手が上を指した。

天井部分らしい。ミナの席が後ろへ移動し、乗り物の中央まで行って止まったかと思うと、来た時は自ら締めたベルトが自動的に外れた。

いつの間にか天井部分が丸く開いた。ミナの身体が浮き上がって行った。

「それではまた」と、操縦席の二人の意思が伝わって来た時、ミナは天井の丸い穴からマザーシップへ運ばれていた。

「ミナさんようこそ」

ミナが気づくと、すぐ側に以前会ったことがある長身のETがいた。宇宙服のようなものに覆われていたが、大きな眼を見てそれがプアビという以前会った女性であることはすぐ分かった。

To Be Continued
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