2016/12/13

新たな遭遇

「聞かれている?」梨花が窓の外へ眼をやった。棟の前の青々とした芝生に夕日が影を落としていたが、人の姿はなかった。

「僕ら人間には見えなくても、彼らからは見えているかもしれない」

「それどういうこと?」

「僕にも説明は出来ないけれど、この空間に別の空間が重なっていて、その空間に彼らがいても、人間からは見えない」

「でも、彼らからは見えている」

「僕にも分からないけれど、3次元から5次元は見えないけれど、5次元からは4や3次元は見えると」

「彼らが別次元から見ていたとしても、人は見えなければ、ふつう無いって思っているわね」

「そうだね。そこまで意識して生活していないから」

「それって、幽霊とかお化けと言われることと関係あるかな?」

「あるかもしれないけれど、ないかもしれない」

「見える人もいるわね」

「そう。その辺もまだ科学的には解明されていないね。ある人には見えてある人には見えない。昔は見えた人が多かったのかな」

「同じ人と生れても、違うものを持った人もいるってこと?それって、もしかしてETとのハイブリットで、生まれつき素質があるとか」

「梨花さんすごいな。しかし、そこまで行くと、もう外見だけでは分からないよね。外見で分かることでも見過ごされていることもあると思うけど」

「どういう意味?」

「たとえば、指の数とか眼の様子とか、水かきがあるとかヒレがあるとか・・」

「なるほど。頭の長い人や脱皮する人とか・・」

「梨花さん。そんなことも知っているんだ」

「以前動画で観たことを思い出したわ」

「爬虫類とか両生類は脱皮するんだね。日本のリサーチャーで、ダヴィンチの描いたとされる絵画で脱皮する種にふれているというんだ。そこが我われ人間と違う一面として」

「脱皮するヒトがいたわけ?」

To Be Continued

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