2015/11/15

夢と別な空間

「縄文時代に行っていたのは地球時間でも長くはないと思う」

「じゃあ、僕は昼間にここへ戻されて、芝生で寝ていた」

「ええ。沢さんの記憶に残っているかどうか分からないけれど、カナさんのお父様の渋江さんの実験室かもしれない所の上空にも行っている。それも、沢さんが小学校低学年だった頃の・・」

「そんな。全然憶えていない。ということは、僕は記憶を消された?」

「いえ。たぶん、タイムトラベルの変化に、沢さんがついていかれなくなって、認識が麻痺してしまったのかもしれない」

「それで、ここに戻されて、記憶を失くして死んだようになっていた」

「そんな感じかもしれないわ」

「それにしては、蚊にも刺されないで、よくあんなところに寝ていたもんだ」

「晴れていたけれど、沢さんがいる上空だけは大きな黒雲が見えたから、眩しくはかったと思うし、金曜日で、その時間ここを訪れる人も少なかったと思うけど」

「僕がいた上空だけに黒雲が?」

「ええ。きっと、あのお方が・・」

「あのお方が、つくった・・」

「蚊に刺されなかったのも、乗り物から出された物質のせいかもしれない」

「それって放射能?」

「かもしれないけれど、検査してみないと分からないわ」

「それにしても、あのお方は、僕に、縄文時代の八ヶ岳山麓や小学生だったころ谷川良治が行った場所を教えようとした」

「そうね。そういうことになると思うわ」

「タイムトラベル。突然だったから・・。今回僕は、早乙女さんに救われたな」

「体験した記憶は、時間がたてば思い出すかもしれないわね」

「しかし、ちょっと、怖いな」

To Be Continued

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