2015/08/11

別な空間

春利はパソコン画面の時間表示に目がいった。話を切り上げなくてはと思いつつ言葉が口を突いて出るのを止められなかった。

「早乙女さん。ダヴィンチはもしかして」

「ええ、もう12時を回ってしまったから、続きはまたにしましょう」

ミナが画面で視線を追っていたことに気づき春利は頷く。

スカイプをログアウトした春利の頭の中には新たな疑問が頭を持ち上げ、やがて遠のいていった。明日のために眠らなければと思う。

春利は全身が硬直しているのを感じ、半ば身体をよじった。

「ええ? 空飛ぶ乗り物ではなかったって。じゃあ、どうして」春利は暗闇に向かって質問していた。

「あんときは全然わからなかった。何がなんだか」

「なんだって?」

「わからんかった。気がついたら変なとこにいたんだ」

「どういうことなんだ。なに言ってるのかわからんよ」

「あれわね、UFOなんか現れんかった」

「なんだって。どういうことか分からん」

「道で・・」

「道で?」

「帰りの道で、急にわからんなった」

これって夢だよな・・。

胸のあたりが妙に苦しくなって春利は目覚めた。
夜中の3時を回っていた。

To Be Continued

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