2015/08/06

別な空間

春利はふいに名古屋で働いていた頃のことを思い出した。アパートで、マリアがパソコンの画面に現れ、涙を流した。

「マリア」

「ええ」

「あれは、別の空間から、我われの空間へパソコン画面を使って現れた・・」

「そうね。あの方は世界中に現れていると思うわ」

「新横浜公園で、再び空飛ぶ乗り物で現れて、来未について・・」

「そうね。世界中で呼び名は違うけれど、伊那地域で誕生した地球生まれのETということになるわね」

「不思議だな。なぜ僕の所に現れるのか」

「それは、あなたのお父様に関係していると思うわ」

「父が神学をやったということ?」

「それもあるけれど、沢さんからすれば祖母にあたる人が、お父様が小学生のときに亡くなっているわね。その方のお父様への思いがあの方に通じていたのではないかと思うわ」

「僕は一度も会ったことがないけれど、祖母は、信仰を持っていたのだろうか」

「それに、あなたのお父様も心の深いところで・・」

「そのことが、僕のところへも及んでいる」

「あの方が誕生した地とも関係しているかもしれない。伊那谷から八ヶ岳山麓一帯ね」

「それで、あの辺りでは縄文ヴィーナスとか仮面の女神のような土偶が多く出土しているのか」

「そうね。その後にペルシャやバビロニア方面へ行ったけど、彼らの乗り物だったら一瞬で行き来できる距離でもあるし、あの方は今でも世界中飛び回っていると思うわ」

「一番多くの人の前に現れたのは、ファティマの奇跡のときだろうか」

To Be Continued

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