2015/08/04

別な空間

「会ったといっても、早乙女さんの場合、直接ではなかったわけだけど」

「そう、別の空間」

「僕にはそうした空間は見えないと思っていたけど・・」

「でも、沢さんは、もしかして夢だと思っていたかもしれないけれど、今回より前に、上海でそうした経験をしていたのではないかと思うけれど」

「そう言われれば・・」春利は上海中山公園で来未や来未の友達のような人が現れた事を思い出し、パソコン画面のミナの表情の変化を見逃すまいと凝視した。

「私たちの地球を取り巻く空間には、幾重にも別の空間が重なっていて、ある時、すっと別の空間へ移動する。ふだんそこへ移動することは人には困難なことだけれど、ある条件がそろった時それが出来ることがある」

「ある条件?」

「それは私にも分からないけれど、何か振動数みたいなものがあって、ある時それが隣りの空間へ移ることが出来る」

「それが日常的に出来る彼らは、その原理を知っている」

「そうね。彼らに訊いても、たぶん、遠回りなヒントを出すかもしれないけれど、直接は教えないと思う」

「早乙女さんもいろいろと体験しているんですね」

「沢さんも自分で気づいていないだけで、実はもっと前から見えていたものがあったでしょう?」

「もっと前から・・。早乙女さんにはそれが分かる」

To Be Continued

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