2015/04/12

マリア現る

ミナとのスカイプでの会話は1時間ほどつづいたが、あまり遅くなると、明日の準備もあるでしょうからと、ミナの方から終わらせた。

話し終えた春利は、ミナの話でさらに昂揚してそれでは治まらないものがあった。夜の10時。メールをしてもすぐには読まれない可能性があるし、スカイプだと相手が電源を入れて用意していないと話せない。それ以上に直接話したい思いで春利は受話器をとった。

3度目のコールが始まる直前に受話器を取る音が伝わって来た。
「・・父さん、春利だけど。遅い時間にごめん。いま、大丈夫?」

「いいよ。今、風呂から出て、ちょっとパソコンを見ようと思っていたところだから」

「実は今日不思議な体験をして」

「あそう・・」

「父さん驚かないで」

「上空に何かが現れたとか?」

「父さん、どうしてわかったの?」

「いやね。春利の口調で、そんな気がしたんだ。それで、場所はどこ?」

「父さんも行ったことがある、新横浜公園」

「えっ、あの公園で。私もあそこで、空飛ぶ物体を見たことがあるよ」

「父さんも見たことがあるんだ。そ、そればかりではなくて、短い間だったけど、あの、雲の間から、窓が見えて、乗っている・・」

「乗っているETI が見えた・・」

「そう。マ、マリアだって・・」

「な、何? マリア・・」

「そう。そればかりではなくて、父さんのことも、早乙女さんのこと、それに、く、来未のことを知っていた・・」

To Be Continued

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