2015/01/15

世界の向こう(賀茂川)

わたし、ベルトは締めていたけれど、あの乗り物は、飛行機よりは速かったと思うけど、火星の上空へ行った時とはだいぶ違っていたと思う。

外の景色は飛行機に乗っている時のようには見えないけれど、体感というか、飛行機よりは高い所を東京上空から日本列島の京都へ移動しているっていうか、そのように飛んでくれたのではないかと思う。

だから、ある空間から別の空間へ移動する方法はとらなかったと。近い距離だから飛行機のように飛んでもいいわけですよね。

以前は、そんなことを考える余裕もなかったけれど、たびたび現れる、あの小さなエイリアンを信じようって、思うことにしたの。・・

春利は、子供たちが帰った後、ミナから届いたメールを読んでいた。

春利と別れたミナが、あれから数日後に、またエイリアンと出会っていた。シャンハイの公寓の上空から意思だけを通じ合った春利とは違い、ミナは彼らの乗り物に便乗して空間を移動している。

それにしても、来未と春海さんは今どこにいるのだろう。津波に呑みこまれ、混濁の海の底へと連れ去られて行った。

その後、二人の遺体は発見されないままだけれど、上海の中山公園で私のいた上空に現れた。あれは夢なんかではない。では、どうして。死後の世界に行ったと思われる二人は、私の前に現れたのか。いや、ミナさんのところに現れたミナと春海さんは、私のことにふれたという。

やはり不思議だ。二人はいったいどの世界に行ったのだろう。ほかの人に言えば、ゴーストか君の頭がちょっとおかしくなったのだろう、と幻覚くらいにしか思われないだろう。

しかし、ミナさんがいうアストラル界。UFOディスクロージャア・プロジェクトの医師は、体外離脱とか幽体離脱という世界と彼らエイリアンがいる世界は似ていると言っていた。

やはり、別の空間があるのかもしれない。・・

To Be Continued

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