2014/11/23

世界の向こう

「エイリアンについては分からないことだらけだけど、どんな種類の・・」

「沢さんは直接会ってはいないと思うけど、主にコンタクトというかテレパで思いを伝えて来たのは、沢さんにコンタクトしてきたエイリアンと同じひとだと思うわ」

「じゃあ、上海の僕の公寓で、上空から聞こえてきたあれですね」

「私はいくども。でも直接会ったのは初めてだったけど、背の低い、人間に似ているというか、目はとても大きいけれど、宇宙服を着ていても体は人間の子供のような感じで、怖いけれど親しみもあるというか、悪いエイリアンではないかもしれないわ」

「早乙女さんは特別ですよ。それで、一緒にいた生徒の・・」

「渋江カナさん。カナさんはアブダクションされそうになった経験があるから、余計そうだと思うけど、ずっと怯えていたわ。理工学部の1年、もうすぐ2年になるけど、英語は必須だから私の授業とっているのね。子供の頃にUFOを目撃したって言ってたわ」

「ふつうは、実際エイリアンに遭ったら、死ぬほど怯えると思うけど。それで、どんな乗り物だったんですか?」

「賀茂川の上流の遊歩道を二人で歩いていた時だったけど、雲の中から突然現れて、でも彼らには逆らえないって思って覚悟を決めたの。6、7メートルくらいのお皿を伏せたような格好で、あっという間に中へ吸い込まれ、機内では酸素マスクとかつけないでふつうに呼吸できたわ」

「それで、中には別のエイリアンがいたんですか?」

「ええ、あのエイリアンのほかにもうひとりいたわ。操縦席のような所に座っていた」

「それで、この我われに見えている空間を火星まで飛んで行ったんですか?」

「たぶん、この空間から別の空間へ瞬間移動したんだと思うけど、窓の外は、何もないというか、ベルトをするように言われ、不思議なトンネル内にいるような。地上に下ろされてから気づいたんだけど、腕時計も止まっていたわ」

「腕時計が止まっていた・・」

To Be Continued

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