2014/05/13

ミナの来訪

8月に入り、蒸し暑い夏の日々が続いたが、中国の一般的な会社は通常通りやっていたので、春利の会社も同様だった。日本だと、盆シーズンに夏休みをとるケースが多いかもしれないが、春利の職場の現地社員は希望を出せば交代で休めるように配慮されていた。

春利は、仕事が一段落したら上海に行きたいとミナがメールで言っていたから、そろそろ来るかもしれないと思ったが、夏休みに入っても仕事が忙しいのだろう。

先にメールが入ったのは、父からだった。春利が帰国するのは会社の都合で思うようにはいかないだろうから、父が都合を見てそちらへ行こうと思っている、と。

春利は、夏は暑いし空気も日本の様には良くないから、少し涼しくなってからが良い、と返信した。父が来るときには飛行機代や観光費用も出そうと春利は心で決めていた。

ミナからメールが入ったのは、8月の半ばだった。仕事から帰った春利は、「サオトメミナ」という文字をパソコンのメール画面でいち早く見つけた。18、19の土日に会えるように飛行機とホテルの手配をしたとある。

18日の土曜午後。虹橋空港。昼過ぎ、大丈夫だ、と春利は思う。ホテルも中山公園だし、空港から交通の便も良い。荷物があればタクシーが良いか。20分もあれば大丈夫だろう。それにしても、不思議というか分からないことが多い。来未との出会いがなければ、このような展開もなかっただろう。

到着時間前に虹橋空港に行きます。空港からの交通の便も良いので問題ないと思います。・・

春利は自らの写真を添付ファイルして返信した。

To Be Continued

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