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2020/03/29

地球人

その夜、肩を揺さぶられた荘太は目を覚ました。
仰向けの状態でしばらくの間、記憶をたどった。

スイッチに手をやろうとして、そこが春利の塾であることを思い出した。
スイッチの位置を間違えた。
ベッドより畳に布団を敷いて寝た方が落ち着くが、春利の家だし、スペースからして我慢していた。

明るくなると同時に置時計に目をやった。午前2時を回ったところだった。
ベッドの上に上体を起こした状態で、夢だったのか、誰か来たのだろうか、とぼんやり考えた。

夢だろう、と自らに言い聞かせた。
雰囲気から男ではないと思った。
亡くなった元妻の、さなえ、それとも、白人男性と結婚してフロリダにいるサト子。
サト子からも長いこと連絡がないが、好きで一緒になったアメリカ人のパートナーがいるから、それなりにやっているだろう。サト子の性格から、一身上の何かがあれば連絡してくるだろう。

頭にわずかに残っているイメージから、2人より若い女性ではない気がする。
肩を揺さぶられる感じに、現実味があったのは何故だろう・・。
眠りが浅かった。

まさか、女性のET・・。

仮にそうだとして、ひとの姿形のET?

もしかして、春利たちのことを伝えようとしてサインを送って来た。

今となっては、誰であれ、春利たちのことを知らせてくれるのなら。無事でいることを知らせてくれるのなら有り難いと思う。

ほんとうに、人生ってやつは、人間っていう生き物は、何のためにこの地球にいるんだ。

To Be Continued

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