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2019/06/30

現在・過去・未来

新しい年を迎えた。

年末に荘太が春利の塾にやって来て紅白を見ながら二人で年越しそばを食べた。

春利の運営している塾は、大手の受験専門塾のように、年末年始も講習を実施する塾ではなかったから、その面では息抜きが出来た。

「父さん、このままここでずっと暮らしていけたら良いね」

「そうだな。人間は戦争や犯罪もなく平穏にやって行かれることが一番だね。しかし、近未来に何か再生されるなんていう動画も出ているね」

「えっ、父さんもあの地球再生計画の動画観ていたの?」

「うん。気にならないと言ったら嘘になるようなものだからね。その通りになったとしたら、ほとんどの人間はこの地上から消えることになるからね」

「特に男は。ほんとうだとしたら・・。父さん、それとミナさんが言っているどの種かのETが、僕らを宇宙のどこかへ連れて行くっていうこととは関係あると思う? もしもそうなったら、父さんはここに残してくれるよう頼んでみるつもりだけど」

「それは、私には分からない。だいいち、あの動画でふれているETと春利やミナさんがいう存在とは、別の種のように思えるね」

「しかし、ひょっとしたら、あの動画でふれている一番上の存在は、ミナさんや僕のところに現れている存在と同じかもしれない、あの動画で塾を主宰している人は、それを知っているが知らないふりをしているのかもしれない、と思うことがある」

「春利は、その根拠みたいなものを感じているの?」

「あの動画の中で、女性のETは男よりきびしいとか、女性の方が多くの知識を吸収できるとか、地球再生計画でも、男よりはるかに多くの女性を残し、頭にチップを埋め込んで知識を吸収できるようにする、というようなことを言っているよね」

「言っていたね。ETはみな女なんだ、ということも言っていたね。どういう意味で言っていたのか分からないが」

「父さん、そこまで覚えていたのか。あの人が初めて遭遇したのも女性のETだと言っていたし。ただ、疑問なのは、あの人が幼児のときから接していたETは、グレイの種やトールホワイトなんかとも違っていて、多くは大きな女性の姿形をしているけれど、いつも空飛ぶマシンでやってきて、裸で後頭部が割れていたとか、すごくリアルに語っていること」

「あれがほんとうだとしたら、地球再生計画を実行するのは、その彼らの上にいるさらに高度な知性を持った高等生命体ということになるね」

「うん。しかし、僕が遭遇した存在たちの真の姿も曖昧だし、そこまでゆくと、分からなくなってしまう」

To Be Continued

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