2018/01/14

A dream or reality

空腹を感じる余裕がないまま春利はそこにいた。

エネルギー補給しないままで身体に異変が起きても困るが、
口にした飲み物が原因で苦しむことになったら、とも思う。

「キミと同じ地球人が飲んでも問題なかった」

春利は顔を上げた。

2人のクリーチャーの大きな眼が頷いた。

春利は容器を口に付けた。ペットボトルとは感触が違ったが、
口内に流れ込んだ液体は、グレープジュースを薄めたような味だった。

「問題ないだろう。エネルギー源として有効なものだ」
途中で飲むのを止めた春利の頭に、クリーチャーの意思が伝わって来た。

「すべて飲んだほうが良いだろう」

春利は残りを一気に飲み干した。

「あなたたちの星は、地球より暑いの?」

「キミの住んでいたところよりは暑い」

「どれくらい?」

「キミのいたところの夏より」

「いつも?」

「地球と同じように涼しくなるときがあるが、短い。太陽が2つあるから」

「じゃあ、紫外線のようなものが・・」

「それで、キミたちが宇宙服と呼んでいるスーツを着てもらう」

「あなたたちが着ているような?」

「実験的に地球人用につくった物がある」

「降りる前にここで着てもらう」
もう一方のクリーチャーからだった。

To Be Continued

Sponsored Links
2018/01/06

A dream or reality

春利は父に何か不幸なことが起こることを恐れた。

「知らせなくていいのか」

春利は頷いた。

「分かった。キミの意志に従おう」

「ところで、キミは何か食べたくないか」
もう一方のクリーチャー(生き物)からだった。

「眼が回っているような感じだし、
お腹も空いた感じがしない。
地球を去ってからどのくらいになるの?」

春利は半ばあきらめた思いだった。

「地球時間では50時間たったところだ。
72時間で着くように速度を上げているんだ」

「えっ・・。もう2日たっている」

「われわれは地球人とは違うから問題ないが」

「キミたち地球人は、
24時間に3度エネルギー補給するだろう」
もう一方が春利の顔を見ていた。

「あと、20時間もない?」

「初めての長い空間移動で、
キミの体の具合はどうだ」

「ぼくは、生きているのが不思議なくらい」

「うん。そうかもしれない。
地球人用の食べ物をあげよう」

「これ、地球人にも大丈夫なの?」
春利は差し出された350ml位の
ペットボトルに似た容器を受け取った。
中は見えなかった。

「われわれも飲んだことがある」

「地球人からおそわった飲み物だ」

To Be Continued

Sponsored Links